朝の東屋で

聖殿のハーブガーデンに面した東屋は、午前の光を柔らかく溜め込んでいた。湿った土と若葉の匂いが混じり、遠くでは執務開始を告げる職員たちの足音がかすかに響いている。 セイランは一人、長椅子に腰を下ろし、膝の上に本を開いていた…

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