05. あなたからのキス

「どうした、いつもの坊やらしくないじゃないか」 ある夕刻、炎の守護聖の執務室。 相談があるんですと、突然オスカーを訪ねてきた風の守護聖の様子は、明らかにいつものそれとはだいぶ違っていた。 彼のトレードマークである、爽やか…

続きを読む →

01. 始まりの合図のキス -part 2

うーん。 落ち着けオスカー、ここは執務室だ。 執務が終われば今夜はずっと一緒にいられるはずだしな、などとぼんやり考えていると、耳を疑うような言葉が飛び込んできた。 「ところで、事態の収束を受けて、今宵は女王補佐官が、我々…

続きを読む →

01. 始まりの合図のキス -part 1

まだ朝もやの立ち込める、ひんやりと澄み切った爽やかな空気の中、俺はジュリアス様の私邸へと愛馬を走らせていた。 何だか素晴らしくいい予感がする。 二人だけの特別な休日。愛馬の刻む軽やかな蹄のリズムに、期待が高まっていく。 …

続きを読む →

Angelique Société -part 2

出世か、恋か――神鳥、聖獣両宇宙の守護聖様総出演!! ドキドキのオフィス生活が今始まる! ドキドキオフィス恋愛シミュレーション「アンジェリーク ソシエテ」ストーリー序盤妄想。 【ストーリー(?): 共通ルート】 入社式、…

続きを読む →

Angelique Société -part 1

出世か、恋か――神鳥、聖獣両宇宙の守護聖様総出演!! ドキドキのオフィス生活が今始まる! アンジェの登場キャラ様と関係性をパクってリスペクトして妄想する新たな恋愛シミュレーション!! その名も「アンジェリーク ソシエテ」…

続きを読む →

器用な彼の不器用な優しさ

「たくさん育成するんだな。覚えておいてやる」 「ありがとうございます、ゼフェル様。じゃ失礼します」 育成の依頼を終え、素っ気ない鋼の守護聖に一礼したアンジェリークは、無言で執務室のドアへ向かい、ノブに手をかけようとした。…

続きを読む →

Forever Adoring You

「おいカティス! 僕は絶対に行かないからな!」 まだ一日も早いというのに、息せききってやってきたと思ったら。 いったい何が起こったのか、顔を真っ赤にして。 朝の日射しに流れるような美しい銀の髪を揺らして、憤っている年若い…

続きを読む →