ウキウキ☆キャンパスライフ -part 6

秋学期開始

御一行様が大学キャンパスへ戻ってきました。

まだ秋も始まったばかりだというのに、雪がちらついて寒い日でしたが、オスカー様とジュリアス様は秋祭り中の公園を散策されていました。

寮に戻ると、敷地内に大きな落ち葉の山が….

ジュリアス「学究生活の場に、このようなものが放置してあるのは好ましいとは言えぬな(怒)」
おもむろにゴミ袋を取り出すジュリアス様。

ジュリアス「仕方ない、これは私が掃除するしかあるまい」
何もジュリ様がお掃除なさらなくても、オスカー様にでもやらせておけばよろしいかと(違う?)

その翌朝。
クラ様とリュミ様のお部屋で、オスカー様をモデルにリュミ様がスケッチしていました。

リュミエール「モデルのご協力ありがとうございます、オスカー。夢でよいアイデアが浮かんだものですから、忘れないうちに絵にしておきたくて」
オスカー「ああ、このくらいならお安い御用だ」

オスカー「おい、もういいか?」
リュミエール「まだです。これは傑作の予感がしますよ~」
オスカー「(早くしてくれ~)」

リュミエール「オスカー、ここで思い切ったポーズをお願いします」
オスカー「こ、こうとか?!」
リュミエール「ああ、素晴らしいです。めくるめく色彩が見えるようです!」

そして。

リュミエール「オスカー、ありがとうございます! おかげさまで大傑作が描けました。ほら、見てください! (にっこりドヤ顔)」
オスカー「… (コイツ、俺で遊んでただけじゃないのか?)」

このとき、オスカー様とリュミ様は知る由もありませんでしたが、お二人がよくわからない腹黒っぽい交流をしている微笑ましく親交を深めている一方、寮の階下では大変なことが起こっていたのでした…

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